生まれてから子どもを経て大人になり進んでいくという過程で、スタイルができてくる。例えば子供の段階で、大人と同じ行動とビジュアルをみせた場合に、点で模倣することはできても、線や面として模倣することはできない。それはつまり、スタイルがあるということだ。

例えば、老夫婦がツイードをさりげなく着こなしていたとして、若者が同じようにコーディネートしても同じようには見えないように。その老夫婦がすっとんきょうなバッグを持っていたとしても納得してしまうところがある。そういうものなんだと。

その説得力はスタイルが出来上がっているということであり、ブランディングのゴールはそこにあると思うんだ。