今から5年位前に、少子高齢化により、介護に必要な手、人材不足という実情と、テクノロジーの進歩により、様々な労働や作業が効率化する中で、同時に人々の労働への価値観も変化してきている中、短時間労働で、余暇の使い方が重要になってくるということを積極的に話あっていたことを記憶しています。
そんな流れを経て、働き方改革やプレミアムフライデー、佐川の週休3日制度など、目的はそれぞれかと思いますが、働き方への疑問と実例が徐々に湧き始めてきました。各々に賛否等ありますが、方向性としては、必然であり、ずっと昔からそこに対して議論や行動をとってきた人たちがいます。
風がふけば風鈴がなるように、時代背景を読み解けば、1歩先の未来は予測できるわけであります。少子高齢化に対する解決の基点が、暮らしの多くの時間を占める労働にあったように、少子高齢化に変わる、時代の次のうねりがきていると思われます。
キーワードをいくつかあげるとすれば、ベーシックインカム、AI、お金の価値が無くなる、、など。数年前までは、まだ思考にも出てこなかった人が多数ではないでしょうか。しかし、今ポツポツと議論が始まりました。浮かんできている共通点は、お金と力の権力が薄まるということ。そうなったとき、起きてくる出来事は、興味関心で人々が行動しはじめるということです。仮にベーシックインカムである程度の生活は保障されるようになったとする、またAIで労働を任せれるようになったとした場合、人々はいわゆるご飯を食べるための行動のシェアは小さくなり、興味関心、いわゆる好きなコトに時間を使うようになるわけです。
そのようになってくると、興味関心で人々が繋がり、お金があり力という権力が薄まるので、人々のコミュニケーションはフラットな関係で、その人の人となりで付き合うようになるように思われます。つまり、あのおえらいさんの言うことだからとか、お金を持っているからとか、いわゆるそのような力は機能しなくなり、簡単に言えば、性格が良い人が評価される時代に突入するということです。もしくは、好きを究めている人、絵が上手い、歌が上手い、スポーツが上手、話が面白いとか、そのようなことで共有し合い、重きをおくようになります。
では、AIやベーシックインカムというようなことが浸透し、社会構造がフラットになり、衣食住に困らず、ビジネスにやっ気になる必要が無くなってくると、人々がこれまで多くを締めていた経済への関心はどこに向かうのかということが生まれてきます。既存の事柄の中で、好きを堪能するだけでは満足できなくなるわけです。十分に好きなコトができ、存分に人のため人なるボランティアもできるようにりますが、既存の事柄ではなく、次の新しい発展を求めるようになることは必然です。
その次の展開は見渡すところ、おそらく宇宙ということになると思われます。それは人類として未開拓であるからです。宇宙の観察と分析と行動による開拓です。地球が有限であるという限りは、次の未来へ向けて関心が集まることは必然であるからです。地球での生き方の仕組みはそこそこ詰めることができた、となると宇宙へ動き始めることは必然だと思うわけです。
地球上での課題はさっさとかたずけて効率化して、皆で次へ進みましょうよ、となるわけですね。ベーシックインカム、AIなど地球上の課題解決に寄与し始めて、いろいろ解決し始めると、宇宙へ関心が向き、世界は地球人という認識が生まれます。地球人くくりとなれば争いがなくなる糸口となるかもしれません。
少子高齢化のソリューションの基点が労働にあるように、地球上の課題のソリューションの基点がベーシックインカムの議論やAIの普及に関連しているとすれば、宇宙への関心と行動の流れはおそらく必然であり、近い将来となるように感じています。