ビジネスという言葉を使うことに照れを感じるこの頃。営利活動をビジネスと呼ぶことが伝わりやすいので仕方がないが。好きなことを仕事にするというと、数年前までは先進的で、ある種の誤解が生まれていたように思うが、最近は各方面を見ているといよいよその考え方が広まってきた様に思う。

その要因として、まず関心を超えた好きがなければ、そのドメインでより高次な価値を生み出せないということがある。価値を生み出せないということはビジネス上で抜きんでれないということになる。好きがあると楽しさが伴うので、クリエイティブで面白いものが生まれることに繋がるからだ。より高次な価値を生むためには、やはり理性の強制では難しい。するべき<したい、ということになる。

ゆえに、チームや個人は活動ドメインに真剣になる必要がある。いいビジネスとかいい仕事をするために活動ドメインを見極めて、その本能のままに好きなことに真剣にしがみつく必要がある。今後将来的にさらにその状況は加速すると思うが、好きなことに真剣になるということは、昨今においては意識的に執着する、つかみに行く必要があるように感じる。なぜならば、先に述べたある種の誤解がまだあるからだ。この流れをみると、そのうちに普通のことになると思われるが。