苺を昨年から、少し変わった方法で栽培していました。苺の栽培は収穫が終わると、ランナー(つるみたいなもの)が伸びてきて子株ができ始めます。その子株からさらに伸びた孫株をポットに入れて、根付いてからランナーを切り離し、ポットで育てて、それを秋に畝に植えつけるというのが、栽培方法として紹介されるやり方です。

それに対して今回試してみた栽培方法は、昨年の春に収穫が終わってから伸びてきたランナーを横へ、横へと新しい畝に伸ばしていき、子株から孫株というように新しい畝へと移動していくように導きました。

そうするとある程度のところでランナーの移動は止まりました。そして冬へ時が経つにつれて、親株や競争に負けた子株、孫株たちは枯れていきます。ちなみに冬の間は、もうだめかなぁというくらいに枯れますが、苺の生命力を信じます。

また、親株からランナーが伸びていく移動先は、有機肥料などで畝づくりを行なっておくのが良いと思います。私は、畝づくりが間に合わず苺が新しい畝に根付いてから、株の周辺に鶏糞を撒きました。

そして、多くが枯れる中、今年の2月くらいからその枯れきった葉やランナーたちをハサミで整理してあげます。3月くらいの暖かい時期から、勝ち残った株が元気をだしはじめます。株同士の間隔も自然に整い、勝ち残った株なので環境に順応した強さを持っているのではないでしょうか。

上記のようなロジックをもってトライした栽培方法でしたが、どうやらうまくいきそうです。花が咲き始めていますので、おそらく苺は成るでしょう。また収穫できた際には、ご紹介致します。