Gapに入ると、店員さんがふらりと来てクーポンのくじをひかしてくれました。以下のイベントのようです。

ラッキークーポンイベント

目当てのものがなく、ふらりと立ち寄っただけの中、50%OFFクーポンをもらい、とった行動。

まず、50%OFFクーポンを手にした時から、購買意欲が急上昇です。目当てのものはなかったはずなのに、欲しいものがないか、店内の商品をぐるりと見回るという行動をとりました。

クーポンをもらうと、上記のような現象が起きるようです。私の場合、欲しいものは見つからなかったので、「本当に欲しいものにコストをかけなさい」と自分を諭しました。

なぜ、自分を諭す必要があったかといえば、この当日中に使えるクーポンを使わないと損するのではないかと思ったからです。しかし、それは錯覚であり、欲しいものがある場合にはじめて、そのクーポンを使わないと損をするということになります。

そう考えると、クーポンによる売上アップというのは、欲しいものがない客の購買率を上げるというマジックにあるように思います。厳密には、欲しい度合いが低い客や、購入を迷っている客にも効果的ということです。

なぜなら、欲しいものがある客は、クーポンが無くても買うのですから。

時々、クーポンを利用する際に顧客や会員への企画とするのか、新規への企画とするのかなどの議論が上がりますが、実は効果の視点からみると、欲しいものがない客に有効であることが分かります。