企業などの広報や採用情報に関する見せ方が、従来の事務的なものであったのが、コンテンツとして、または何らかの見やすい表現としての工夫が見られるように思います。

例えば、こちらはJUNのリクルートサイトです。たくさんの写真とイラストが楽しいデザインで、丁寧な説明は、入社を希望していない人でも、読みものとして見入ってしまいます。

Lifestyle innovator 「JUN」 のリクルートサイト


スタートトゥデイのプレスリリースの場合、読みやすいブログのようなデザインを採用しています。

PRESS | 株式会社スタートトゥデイ


また、市の広報が送られてくるのですが、ちょっと前から、事務的なデザインだった表紙が、雑誌のようなデザインに変わっていました。これまでの事務的なデザインに比べて、気軽に「読んでみようか」という気持ちになります。

このような事例は、明らかにデザインの成功事例だと思うわけです。

事務的な見せ方が採られていたものが、デザインされ始めたのは、広報や採用情報だけではなく、オフィスや組織の慣習なども、同じようなベクトルで変化が起きています。

より創造性を発揮するための、オフィスや組織ルールのために、従来からの慣習が見直されています。

形式を重んじるのではなく、コミュニケーションの本質に視点を置いた時、"力まない会話"がデザインのトレンドになっているように感じます。