改めて意識されることは少ないですが、実はお金とライフスタイルの関係は密接に繋がっていて、経済活動の中で生きている私たちは、お金ありきでモノ事を判断していることが多いです。


経済成長では救いきれない課題を抱える成熟社会

そんな中、「お金のディテール」について、つまり、ものを買うための道具という認識は従来から存在する解釈ですが、一方で、「お金のテイスト」、つまりお金がどういう性質があって、どう付き合うと良いのかという話はあまりされておらず、経済成長では救いきれない課題を抱える成熟社会においては、この「お金のテイスト」の話が必要なことだと考えています。

その話ができれば、お金の付き合い方の理解が進むので、お金がある所から、必要な所、無い所への流れ、お金の流動性がスムーズになるように思うわけです。

また、お金を手にするために生きるのではなくて、ライフスタイルにどうやって経済活動を組み込むのかという課題が明確になるように思います。

つまり、経済成長では救いきれない課題を抱える成熟社会においては、お金を目的にしていると不幸になるので、目的はライフスタイルの構築におかなければならないということです。そのライフスタイルの構築の、一部にお金や経済活動があるということです。


まずは「お金のテイスト」を知る

お金を目的にすると、お金を多く所有することが目的になるので、そこにクオリティをともなうライフスタイルの構築は不可能になります。すなわちハッピーにはなれないということです。それはもちろん 、経済成長では救いきれない課題を抱える成熟社会において。

お金にはそういう性質があるという、「お金のテイスト」を知ると、お金を目的化することは、経済成長では救いきれない課題を抱える成熟社会においてハッピーになれないということが理解できます。


おわりに

つまり、今のビジネス、政治、哲学などの議論において、また経済成長では救いきれない課題を解決していく必要がある昨今において、お金の量を増やすということを目的に据えていてはソリューションを起こすことはできないので、「お金のテイスト」について認識し、目的をお金でななくライフスタイルの構築に据えた上で、初めて各ジャンルでの議論が再構築できるように思うわけです。