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本書では、農業参入のための新しい仕組みが紹介されています。神奈川県南足柄市の、新規就農基準や市民農業者制度という、農家でない人が、農業へ参入することができる仕組みが紹介されています。
また、上記の制度を利用した、農業以外の職と農業の兼業の事例が紹介されており、そのような農的な営みが読者へ向けて提案されています。
注目したいのは、既に農家でなくても、農地を借り、農家になることができるシステムが存在し、利用されている事例があるということです。また、新規就農者の多くは有機栽培や自然栽培に関心があるというデータも興味深い点でした。
そして、何よりタイトルの兼農サラリーマンとあるように、農的なライフスタイルが提案されており、推奨されているという点において、改めて農の可能性に実感を覚えた次第です。