各方面から注目されている農(農業、家庭菜園)をライフスタイルの礎とし、そこを軸に好きなこと、やりたいことを実現するライフスタイルの提案。それが、当面のfashion journalの行動、情報発信における重要項目として設定いたしました。

充経済、すなわちマーケットを放棄するのではなく、マーケットの充実を目指し、そこから全ての関係者がハッピーになる行動、及び情報を発信していくということをメディアとしての指針としてきて、今後もそれは変わりませんが、具体的な目的として改めて整理した次第です。

農業と聞くと、ハードルが上がりますが、実は家庭菜園という小規模であれば、はじめは特別なスキル、経験などなくても誰でも立派な野菜をつくることができます。そのような家庭菜園や、農業で、野菜を自らつくり、食を安定させ、土に触れる心地良いライフスタイルを実現することができます。特に家庭菜園経験者の方は共感して頂けるのではないでしょうか。それが、第一番目の”農”というキーワードです。

そのような中、食の安定と土に触れる心地よい環境が整えば、もう一つの軸として、好きなことに熱中することができます。それは作曲、絵、執筆、スポーツ、ビジネス、料理、研究、皆それぞれに異なります。できれば、こちらの好きなことに関しては経済的な充実を試みたいところです。それが、第二のキーワードであり”好きなこと"
になります。

両者、農的なライフスタイルを軸に、好きなことを追求するということで、自分らしさを体現するという営み。それが、「農×好きなこと」をキーワードにらしさを実現するライフスタイルの提案です。

ターゲットは、もちろん年齢でくくることはできません。農的なライフスタイルの心地よさを知ってしまえば、それは10代から80代の方までがターゲットとなります。それぐらい縦の幅があれば、年配の方は経験と知識を、若者はパワーと新しさをお互いに提供し、共有することができます。事実、高齢者が多い市民農園に若者が畑を借りるとそのような共有が生まれています。

マーケットとしての欲求としては、すでに家庭菜園の価値が認識されています。また、農業へのアプローチは各方面からされており、世間の食や健康への関心の高まり、若者の農業への関心の高まりはもちろん、大学での研究対象としてのフィーチャー、大企業の参入、ファッションデザイナーによる農業ウェアのデザインなど、様々な分野で農との関わりが生まれています。


龍谷大学 農学部 2015年開設予定





富士通のクリーンルーム栽培





クリエイティブディレクター佐藤可士和氏監修、ファッションデザイナー滝沢直己氏デザイン
「ヤンマープレミアムアグリカルチュラルウエア」



image:ヤンマー株式会社


また、農業従事者の高齢化や、耕作放棄地の増加を考えると、若者や女性が活躍する新しいマーケットとしての可能性があるということです。農林水産省の統計情報で、平成25年の農業就業人口の平均年齢は、66.2歳となっています。もちろん

農林水産省/農業労働力に関する統計

つまり、農業従事者が高齢化しており、新しい担い手が必要とされています。

そのような中、まずは家庭菜園をハードルが低いとっかかりとして、その心地良さと楽しさを感じてもらうために広めて、多くの人に知って頂こうと思います。

そして、その農的なライフスタイルを軸に、好きなことを追求するということとの掛け合わせで、自分らしさを実現できるライフスタイルの提案を行いたいと思います。そのための情報発信や、行動をとっていきますのでご期待ください。もちろん、「マーケット、クリエイティブ、ファッションのこと、未来を可視化する提案型メディア」としての行動の一つとして。

そして、「農×好きなこと」をキーワードにらしさを実現するライフスタイルが広まれば、それは同時に、農業における将来の担い手の裾野が広がるということにつながります。家庭菜園に魅力を感じれば、農業への関心は自然に芽生えてきます。これは私の経験としても、事例としても良くうかがいます。

そのライフスタイル自体が心地良い上に、同時に社会的課題のソリューションにも繋がっているということです。また、先で述べたように、多方面からの農業への関心も既に高まってきています。

これから、 ファッション関係者、大学関係者、政府関係者、農業関係者の方々へ貢献し、協力を仰ぎながら、「農×好きなこと」をキーワードにらしさを実現するライフスタイルの提案を、当サイトやユーチューブ、SNSで発信していきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

ぜひ、いいね、ツイートで当記事の拡散、友人へのご紹介をお願い致します。また、ファッション関係者の方々、「農×好きなこと」をキーワードにらしさを実現するライフスタイルの提案をコンセプトにした、ブランドやショップをやりたいという思いがありましたらご連絡下さいませ。

まずは、ファッション軸から家庭菜園と農業へのイメージをスタイリッシュなものへとデザインする必要性を感じています。何もせずともかっこよく、素敵な営みではあるのですが。見え方のデザインがより広める上で重要であるように感じています。

それでは、これからfashion journalの情報発信と活動模様をお楽しみに。