マーケティングにおいて、顧客が好むことを追求することは前提としてありますが、多くの選ばれているサービスの共通点は、さらにその奥に存在しているように思います。それは、顧客がそのサービスを好み、利用するということを世の中が認めているのか否かということです。

顧客がそのサービスを好まなければ、そのサービスは存在できませんが、世の中がその顧客がそのサービスを好んでいるということを認めていない場合においても、そのサービスは存在することができません。

そのサービスを顧客が利用するということが、世の中に対して好影響を与えるのか、もしくは許されることなのかということ。対顧客との営みを、客観的に眺めてみるということも、実はマーケティングに課せられた重要な役割であるように思います。