曲も野菜もアプローチを考えてみると、作るという反面、育つ(出来た)というのが反面であるように思います。能動的に意図的に作っていきますが、その中で偶然の閃きと出会いがあるわけです。そして、作ると育つ(出来た)、必然と偶然の両方が混じり合って最終的に、着地します。

ゆえに、完成や結果は作る以前に全てを予測することはできません。しかし、良い閃きと出会いというものを引き寄せるのは、コントロールできる能動的、意図的な行動においてどのように振る舞っているのかということに左右されるように思い、その点において、どのような結果を導くのかということは、大きくは偶然であって、小さくは必然であるようにも感じます。

そのようにクリエイションは全ては自分の力ではなく、幾らかは偶然の閃きと出会いの力が必要ですので、その点において気が楽になります。一方で、その出会いを引き寄せるのは自分の振舞い次第という認識を持つことで、可能性に安心感を覚えます。