リノベーションが発表されたノースゲートビルディング西館。

低業績の要因は様々な見解がありますが、非常に難解なマーケットであるということは、周辺の商業施設を見れば確実なところだと思います。グランフロント大阪、阪急うめだ本店、阪神梅田本店、大丸梅田店。

その中で、業績を上げるためには、他とは重ならないことを行うということが必要ですが、それは前提条件であって、業績を上げるためには目的が必要です。どのような価値を生産して街へ貢献するのかという目的です。ファッションも食も十分に足りている街に対して、どのようなインパクトを与えるのかという、施設と並行して、思考のリノベーションが必要であるように感じます。

そのように考えると、やり方として、もっともっと品の良い上質を尖らせてみては良いのではないか、と思います。なぜならば、好業績を上げている周辺が、賑やか思考のベクトルだからです。それがウケているわけでありますが、その動の中で際立つためには静を置くという発想です。動の正解があるならば、静の正解もあるはず。

上質と品の極みを目指した上で、既存の商業施設の常識にはないスパイスを用意するということ。そのような突破がよいのではないかと推測します。

プレスリリースには、Life Style(暮らしに上質感やリラックス感を与える)、Culture(大人の感性を刺激する内面からの自分みがき)、Cafe(梅田の雑踏の中に居心地のいい居場所をうむ)、、、などというようなキーワードがあります。ライバル店と街の中でのポジショニングから考えると、上質、リラックス、大人、刺激、自分みがきというキーワードは、商品とサービスと人が上手に世界観を織りなすことができれば、差別化につながるのではないでしょうか。

年齢問わず、「大人な私はこっち」と選んでもらうことができれば勝ちです。また、それぞれのキーワード、上質や大人という使い込まれた言葉を、改めて捉えなおす必要はあるように思います。


大阪ステーションシティ ノースゲートビルディング西館 商業施設の検討概要について