A=B、B=C、すなわちA=Cという常識の中で、A≠Cという視点を持つことが、クリエイティブのはじまりであるように感じます。

例えば、営みにおいて、全体というものに向き合う時、その大きさに驚きを覚えることがあります。しかし、一見大きな、全体は実は存在していないということに気がつくということがクリエイティブのはじまりだと思うわけです。

全体というものは存在しているもののように扱われますが、それは概念であり、本来は存在していません。存在しているのは最小単位である個と、繋がりであります。

全体という存在していない常識に囚われるのではなく、個と繋がりに視点をおくことで、真実を捉えることができます。なぜならば、存在に目を向けているからです。

確かな存在を見ることによって、確かな答えを導くことができる。それがA≠Cという視点、すなわち、クリエイティブのはじまりということになります。