薬が効かない病があるように、対応策がない症状というものがビジネス活動には存在しているように思います。起きた問題に対して、この対応策を打てば良いというような短期的な思考では解決できない事柄です。例えば、ステークホルダーとの信頼関係。
薬が効かない病が、病になる前の中長期の体調管理に起因していることがあるように、信頼関係も今日、明日で築けるものではありません。壊れた時に、すぐに信頼を取り戻す薬もありません。例えば、農業において、畑の土が中期的に汚れていき、結果野菜が育ちにくくなる現象にも似ています。
そのように考えると、問題解決に対するアプローチにおいて、すぐに解決する方法があるという前提でいることは誤りであります。中期的な視点を持ち、日頃の心がけや予防、行動の継続にしか、対応策がない問題が存在しているという認識が必要です。
ゆえに、問題に対しての解を用意しておくことだけでなく、問題が起きないようにする中期的な営みが真のリスクマネジメントであるように思います。



