デザインやコピー、トラックメイキングなどクリエイティブのアプローチにおいて、分かりやすいものを作って良いのかどうかという一つ議題があるように思います。「一般受け」というネガティブに表現されることがありますが、分かりやすさはすなわち、内容が伝わっているという意味を内包しているように思います。

つまり、分かりやすいものをつくるということは、クリエイティブにおける最も重要な「伝える」ということを体現していると考えることができます。複雑でどこか玄人受けしそうなと、表現されるものを作りたい気分になることも、時に感情の波として存在するのが自然です。しかし伝えることにクリエイションの存在価値があるならば、分かりやすいものをつくることを目指すのが、一つクリエイティブの役割ではないでしょうか。

分かりやすいものであるということが前提条件にあり、その土俵において感動を競うということが順序であるならば、分かりやすいものをまずは知っておく必要がありそうです。