点は必ず、何かと関連づいています。ゆえに、点について話する時も、理解するときも、点から一歩遠くに引いて視野を広げ、面、立体を理解し、その中の一要素であるという認識が必要です。

マーケティングも、デザインも、投資も、組織論においても。すべての事象は点での成立はなく、すなわち点を単独として理解することができません。

例えば、マーケティングの場合、発信者と受信者のコミュニケーションは、点で成立することはなく、前回からその関係は続いている中で、今の関係があり、今の関係は次回のコミュニケーションに繋がっています。

例えば、デザインであるならば、点で使う白色は、周りに色が存在しているから認識することができます。また、今ここにある2色は、2色であるから美しく成立しており、そこにもし3色が加わり5色に成ったとき、美しさを感じることは出来ないかもしれません。そして、その2色は今の時代だからこそ、美しく感じれる色なのかもしれません。

例えば、投資の場合、ファッション企業に投資をしているならば、服の流行と傾向に添っているからという点で投資判断をすることができません。世の中の時流という立体や、需要傾向の裏側に流れるマーケットの思考という面、などマクロの中で点の評価を見出す必要があります。

例えば、組織論であるならば、業績が思わしくない場合、組織の構成員という点だけで考えることはできず、構成員のアウトプットを生み出す環境や、取り組む事業自体なども視野に入れる必要があります。

私たちは、常にその瞬間の関わりが点であるので、そのまま点を見て判断しがちですが、一呼吸置き、一歩引いて、面、立体と点の関係性を見ることこそ、その点を理解する術であるということを、理解としてフィックスしておくのが良いのではないでしょうか。