ユナイテッドアローズが、海外初の直営店「ユナイテッドアローズ 台北店」を2013年10月31日にオープンするようです。長期ビジョン「UA VISION2022」達成に向けて掲げた「将来的な国際対応力の強化に向けた海外進出の開始」の第一歩であるようです。

海外展開する上で重要だと考えられるのが、日本独自の価値を発信するというよりも、比重は現地の感覚や価値観、趣向に響き、かつ、半歩先を行く提案なのではないかと思います。これは結局のところ、国内マーケティングと等しく、相手を見て、知って、そこに響くものが必要であるということです。

予め出来上がったものを輸出するのではなく、現地に合うものを汲み取り、生み出していくということ。それが、アートするということではなく、デザインする、ビジネスするということなのではないかと思います。もちろんその中にも、軸とする伝えたい思いや、広めたい良さなどぶれずに存在しているべき思想は必要不可欠です。

そのように考えると、今回のユナイテッドアローズの海外進出も、ユナイテッドアローズの何を持って行こうかということではなく、現地の需要可能性に対して、ユナイテッドアローズならば何が出来るのかという思考のアプローチが必要であるように感じます。


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海外初の直営店「ユナイテッドアローズ 台北店」 2013年10月31日(木)オープン