個人での価値創造が注目されています。それに伴い、インターネットやデスクなどの設備が整うシェアオフィスが数多くオープンしているようです。最近では、大阪梅北のナレッジキャピタルにある、ナレッジサロンなどが注目されていました。
そのように、インターネットやITツールが発展し、働き繋がる場所としてシェアオフィスが出現し、ますます個人での活動の環境が整ってきています。そして、さらに個人活動における発展のために、環境の整備と啓蒙が必要なのではないかと感じる部分は、他者や他企業と繋がることができるきっかけです。なぜならば、個人は法人よりも、他者との繋がりを、より意識しておく必要があるように思うからです。
法人であれば、技術部門は技術に徹していれば良く、繋がりは営業部門が担っていたりしますが、個人の場合は技術専門であっても繋がりを自ら押さえておく必要があります。ゆえに、意識せずとも、技術が優れているならば、どんどん繋がりが自然に生まれていくような環境が、シェアオフィスが担う機能以上に整えば、個人は活動しやすく、より掛け算が生まれ易くなるように思います。
さて、もう一つ個人活動の発展に必要と思われるのが、民間の保険や社会保障において。企業に所属していない個人を支えるサービスや制度がより整えば、個人での活動の支えになります。特に民間の保険会社は、個人での活動が台頭してきた今、そこは狙い目のマーケットなのではないでしょうか。
このように、個人が他者と掛け算を生むための「繋がり」と、安心して活動できる「保険や社会保障」の環境が、さらに整っていけば、個人での活動はますます発展し、マーケットへの貢献が高まるように思います。
関連記事:
■個人の時代が来た理由「クラウドファンディングCAMPFIRE(キャンプファイヤー)」
■ライフスタイルのパラダイムシフト 横浜マリンタワー×LEAFイルミネーション2012
■話題の「BASE」。ネットショップがタダで手軽につくれたらマーケットに何が起きるのか?
■BASEや6時間労働など、個人がプロジェクトベースで働くという在り方