スタートトゥデイの前澤友作氏がツイッターで公表した新サービス「WEAR」。現在はティーザー広告として一画面だけ公開されているようです。

ティーザー広告とは、じらしの広告を意味します。ウェブ上のプロモーションでもよく採用されていて、最近では、「プレイステーション4」の映像や、終了したミクシィのサービス「Petite jete(プティジュテ)」も、リリース時、一画面でのティーザー広告であったように思います。サービス内容の詳細をふせて、「何が起きるのだろう?」と思ってもらえるように、情報の断片をちらつかせるのがポイント。

ティーザー広告は、リリースした時点から顧客の期待値が膨らみます。そして、内容の公開により、発信者側はその期待値を超えることが求められます。なぜならば、期待値を超えることができれば、より興味は強いものとなり、またソーシャルに広がる可能性が生まれるからです。

前澤氏のツイッターで「ZOZO以上の衝撃」という言葉から顧客やステークホルダーは相当に期待値が上がっているのではないでしょうか。しかし、その期待値を上げたという行いは、ティーザー広告をリリースするやり方として、効果的であるように思います。なぜならば、期待値が上がった分、情報はより拡散するように思われるということと、いざサービス内容の公開時に期待値を超えることが出来た時の、顧客の感動がより大きくなると思われるからです。

さて、ティーザー広告を行う上で、もう一つ必要なのが、実績や信頼の土台があるということです。実績がある人が発信する情報だから、それだけに期待が膨らみます。逆に、実績が無い人や組織がティーザー広告を利用すると、期待が膨らまないので効果は低くなるように思われます。

ティーザー広告のリリース時に顧客の期待値を上げて、内容の公開時に期待値を超えるということ。すなわち、それがティーザー広告を成功させる上での必要条件となります。

しかし、以上の見解通り、「WEAR」の詳細発表が非常に楽しみです。


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