持っている情報に差があった時代は、ロジカルに考えるための材料に格差があったので、正しくロジカルな答えを出すということに価値がありました。

しかし今は、情報を誰でも手に入れることができる環境なので、ロジカルに考え、行動すれば誰でも答えに辿り着くことができます。

ゆえに、今ロジカルにものごとを考えれば、答えは均一になり横並びになる時代です。よって、ロジカルではない言葉に成らないこと、文脈をたどることができないこと、そういうことが抜きん出るためには必要なのだと思います。すなわちそれはアート的なものと呼んで良いかもしれません。

例えば、二つの企業が戦略をロジカルに考えて行動を導き出した場合、両社同じような行動になり、同じような結果を生むでしょう。なぜならば、正しい情報でロジカルに考えたからです。

それが仮に10社で、全てがロジカルに行動を導き出したとすれば、同じ行動を10社がとることになり、マーケットは顧客にとって面白くない均一な環境となります。そのような退屈な環境を打開するためには、アート的なアプローチ、すなわち文脈をなぞることでは辿り着くことができない答えが求められます。

下記は、ルイ・ヴィトンのショートムービー。とにかくトラックがかっこいい。トラックをロジカルに紐解くことはできるけど、心に刺ささる心地よい音は、ロジカルに生むことはできないと思います。それは、アート的なもので、それを体現できる人や企業が、抜きんでるのだと思います。