年の瀬の阪急うめだ本店はどういう雰囲気が漂っているのかを見ようと、阪急うめだ本店に行ってきました。
前回、リニューアル先行オープン中も行き、すごく良かった印象を書かせて頂きましたが、グランドオープン後の今回もやはり、売り場を歩いていて楽しさを感じました。
■参考:阪急うめだ本店の売り場をめぐって
今回、改めて伺って印象に残ったことは、コトを売る時代、阪急うめだ本店の見せ方は改めて正しいのだろうということ。つまり良い商品を集めて、並べるということだけでは、顧客は楽しめない、もしくはモノを手に入れるという欲求は達成できるのかもしれませんが、それ以上の価値はないということです。
顧客が楽しめるモノを含めたコトを生み出すということが近頃、マーケティングに求められているミッションだと感じています。そのためには、人、音楽、映像、香り、知識、商品など全ての可能性からセレクトして、顧客へ提案するということが必要だと思います。
阪急うめだ本店で言えば、9Fのイベントスペース祝祭広場がその役割を担っているし、また、各店舗のディスプレイももちろんその役割を担っています。職人が実際に作業をしているところを見せるというコンテンツもコトの提案だと思います。
そのようにコトの提案ということからすると、一部のラグジュアリーブランドの売り場に関しては変化がなく退屈に感じるのは私だけでしょうか。ウェブ上での提案は流石だなと思うのですが、実際の店舗においては高級感しか伝わってきません。顧客が楽しさを感じる部分である「ひねり」がないように感じられます。
阪急うめだ本店のやりたいこと、演出、コトの提案において足を引っ張っているのは実はラグジュアリーブランドの一部なのかもしれません。私が感じるところでいうと、楽しいコトを演出できない場合というのは、マーケティングの思考が商品からスタートしている時です。まずは良い商品があるので、その商品をどのように売ろうかという発想です。
逆に、楽しいコトをつくるためには、顧客を魅了するためには何が必要かという思考の出発点と発想が必要です。リニューアル後の阪急うめだ本店を歩くと、顧客を魅了するためのコトづくりということを真剣に考えられているのではないかと感じます。そのことが、結果的として好業績につながっているのではないでしょうか。



