チャリティーはファッション業界に限らず、様々な形や考え方で存在しています。色々なチャリティーの形がある中で、仕組みもしくは、意思が体現できているチャリティーは価値があるように感じます。例えば、売上の3%を寄付するという仕組みや、環境に優しい商品だけを扱うという意思など。

また、チャリティーを普及したいと考えた場合、チャリティーを受け入れる文化や価値観が必要なように思います。チャリティーに関わるということが、スタイリッシュ、かっこいい、または言葉が悪いのですがチャリティーをたしなむというくらいの段階にまで、チャリティーのハードルを下げる必要があるように思います。言わば、チャリティーをライフスタイルに気軽に取り入れるという考え方です。そしてそういったライフスタイルがかっこいいという価値観が広まれば、チャリティーはより世の中に普及するのではないでしょうか。

そういった意味において、世界中の著名人達がチャリティーに積極的な風潮は、チャリティーが広まる上で良い影響力になるように感じます。また、ファッションというジャンルは、ライフスタイルや価値観を提案する商売として、チャリティーを行う上で好相性な存在であるように思います。

さて、ファッションジャーナルの行動指針としても、可能な限り、世の中にとって良いであろう行動、世の中にとって良いであろう企業などを記事にしていきたいという考え方があります。そうすれば、その行動が広まり、その企業の売り上げが上がり、さらに世の中にとって良いであろうことを行ってくれるだろうという考えがあるからです。その良いであろうという内容は、チャリティーだけには限らず、例えば顧客が楽しめるサービスを提供しているというものや、オシャレな服を取り扱っているというものなども含みます。ファッションジャーナルとしてはそういった意思を持ちながら、もちろんコンテンツ、記事自体でも読者様に価値(おもしろみや信頼性など)を提供できなければ意味がないと考えています。それが継続の条件だと考えています。

そして今回、事業における意思や継続の考え方の部分において、共感できるおもしろい企業を見つけましたので、どのような事業を行っているのかということを見ていきたいと思います。Piece to Peace(ピース・トゥ・ピース)という企業です。